格式高い寿司屋に行くとき、とても緊張するものですよね。高級感ある店内の雰囲気や大将の貫禄に、つい背筋が伸びてしまうと思います。基本的には好きに食べて良いと言ってくれる大将が多いのですが、最低限のマナーは知っておきたいですよね。そこで基本的なマナーを説明していきたいと思います。
まず何から注文するか
お寿司屋さんに行ってまず悩むのがこの問題。好きなネタから食べてもちろん良いと思うのですが、正しいお寿司のマナーとしてはタブー。美味しくお寿司を食べるための暗黙のマナーがあります。一般的にはタイなどの白身やホタテなどの貝類といったさっぱりしたネタから食べ始めるのが良いとされています。次にウニやイクラなどの味が濃いもの、その後でトロなどの味が濃く脂が多いもの、さらにその後で玉子などの甘いものを食べ、締めは巻き物などが望ましいとのことです。
箸で食べるか手で食べるか
注文をしてお寿司が来て次に悩むこと、それはお寿司を箸で食べるか手で食べるかという問題ですよね。箸で食べるのはタブー、江戸っ子は手づかみで食べるとかいう話もありますが、実は、お寿司のマナーでは箸で食べるのも手で食べるのもOKです。お箸で食べるときは、お寿司を横にして寝かせシャリとネタを一緒に箸でつかみネタの先に少しだけ醤油をつけます。その後ネタが舌上にくるように口へ運びます。一方手でお寿司を食べるときは、事前に手を洗ったうえで、親指、人差し指、中指の3本でお寿司をつかみ、ネタの先に少しだけ醤油をつけてネタが舌上にくるように口へ運びます。
醤油のつけ方
お寿司にたくさんの醤油をつけるのはマナーがいいと言えません。加えて、醤油はネタにつけるのがマナーです。パターン別に醤油のつけ方をまとめてみます。まず味付けされているアナゴなどは醤油をつけないのが望ましいです。ウニやイクラなどのキュウリがのっている軍艦は、キュウリに醤油をつけてからシャリの上に戻して食べます。それ以外の軍艦や巻き物はガリを使って醤油をつけるのが良いです。
その他
そのほかにも最低限守るべきマナーがあります。まず1つ目は香水やタバコなど臭いの強いものは避けること。2つ目は出されたお寿司はなるべく間を置かずに食べること。3つ目は出されたお寿司は形を崩さずに食べることです。1つ目2つ目は読んで字のごとくですが、3つ目はネタをシャリから剥がしてネタに醤油をつけてシャリに戻して食べることはやめた方が良いということです。
最低限のマナーは守りつつ、肩肘張りすぎずにお寿司を楽しみたいところですね。